明治期高岡銅器の金属工芸技法解析 その1

明治期高岡銅器の金属工芸技法解析 その1

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1、一般論文平成21年12月14日受理明治期高岡銅器の金属工芸技法解析 その1−「武人文様彫金大香炉」(登録名)の蓋部分における金属工芸技法について−ResearchofBronzeWorksatTakaokainMeijiEra●清水克朗/富山大学芸術文化学部、山本成子/高岡市美術館SHIMIZUKatsuro/TheFacultyofArtandDesign,UniversityofToyamaYAMAMOTOSeiko/TakaokaArtMuseum●KeyWords:MetalCrafts,Makingtechni

2、que,TraditionalMetalTechnique,Chasing,Casting,MeijiEra,TakaokaDouki,NidaiYokoyamaYazaemon施された細かな文様に至るまで鋳造によって作られ、彫金技法が用いられた部分はほとんど無いことが判明した。1.はじめに現在、日本には数多くの伝統技術が伝えられている。しかし、残念ながら、それは全てではない。もはや再現が不可能な技術も多くある。明治時代は、近代化前の手工芸の歴史の最後の時代である。その技術の粋が具体化され、生み出された作品は海外からも高

3、く評価された。明治時代の逸品には、今では失われた技術技法が数多く刻み込まれている。そうした明治期の逸品に真摯に向き合い、その加工技術及び技法の片鱗を伺うことは、大変意義のあることではないかと考え本研究を思い立った。本研究は、デジタルマイクロスコープにより加工痕跡を拡大観察し、その制作技法について考察するものである。観察の対象としたのは、二代 横山彌左衛門の制作した「武人文様彫金大香炉」(図1)である。この作品は明治期の高岡における金属工芸技術が駆使された代表的な作品と認められている。次章において「武人文様彫金大香炉」を所

4、蔵している高岡市美術館の山本成子学芸員が、これまで伝えられてきた本作品における歴史的背景の概要を述べる。「武人文様彫金大香炉」は大型で非常に精緻な造形の香炉である。その作品全体を観察し考察するには多大な時間と労力を要する。また、その結果を述べるには多くの紙面を割かねばならない。よって、本稿では、蓋部分図1 「武人文様彫金大香炉」全体図 写真提供:高岡市美術館に対象を絞り、観察と考察の結果を述べることとした。なお、本研究を進めるにつれ、「武人文様彫金大香炉」要旨の製作技術、技法の面で、これまでの認識を改める必要明治期高岡銅

5、器の金属工芸技法を解析するため、高岡を感じることとなった。市美術館が所蔵する「武人文様彫金大香炉」の蓋部分を本稿は、従来、各種の文献に述べられているところとデジタルマイクロスコープで拡大観察した。本稿は、観異なる新たな発見を提示するものである。察で得られた資料を基に金属工芸技法について解析し、結果を述べるものである。観察の結果、「武人文様彫金大香炉」蓋部分は、大きな形態のみだけではなく表面に70GEIBUN004:富山大学芸術文化学部紀要 第4巻 平成22年2月2.二代 横山彌左衛門「武人文様彫金大香炉」について図像を見

6、ると、蓋には、龍に剣を突きつける武人像が山本成子取り付けられ、香炉の丸い腹には、下部の丸いハート形本作は、昭和54年(1979)秋に、高岡の美術商が、の窓を区切って桜花の下、馬を駆ける公家と、殿上からロンドンのクリスティーズのオークションで入手し、昭指図する貴人、さらに平伏する二人の従者の姿がある。和60年(1985)、市内の篤志者による「明治期高岡銅窓の左側に次のような刻銘がある。器彫金名作保存会」(その後高岡伝統工芸名作保存会と大日本國 加州住/圓中製/越中住/二代北岳改称)の尽力によって高岡市美術館の所蔵となった。

7、こ横山彌左衛門作の経緯は、「高岡銅器明治期彫金名作集」(参考文献1)に詳しい。図2 「第1回内国勧業博覧会出品写真」 写真提供:東京国立博物館図3 「第1回内国勧業博覧会出品写真」作品は、東京国立博物館が所蔵する「第1回内国勧業写真提供:東京国立博物館博覧会出品図」(図2)とその略解(概略)(図3)から明治10年に上野で開催された第1回内国勧業博覧会出写真が一致し、図像も武人の龍退治、陽成院の調教図品作であることが確認された。「第1回内国勧業博覧会として矛盾はないが、縁の銀線象嵌が本作にはないのが出品目録」(参考文献3所

8、収)には石川県第三区第六類気になる所である。に「大形、銅陽成院駒責素形 高岡町横山弥左衛門」と作品の裏面には、表面と同じ下部の丸いハート形の窓いう記載があり、略解には、図の説明として次のようにの中に、机に頬杖を突く女房装束の女性像がある。左手記されている。には糸巻きを持ち、近くには蓮の束や茎がある。女性に廿六 銅製香

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