化痰止咳平喘薬分析课件.ppt

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1、第二十章化痰止咳平喘薬【定義】祛痰または消痰の作用を持つか、もしくは咳嗽や喘息を軽減・制止させる作用を持つ薬物を化痰止咳平喘薬という。【効能】咳喘は常に痰を伴っており、また痰が多いと必ず咳喘が引き起こされる。化痰薬の多くは止咳平喘の効能も兼ねており、止咳平喘薬の多くは祛痰作用も兼ね備えている。また宣肺解表、理気降気、潤肺養陰、清泄肺熱などの効能を持つ薬物もある。【分類】化痰止咳平喘薬は温化寒痰薬清化熱痰薬止咳平喘薬に分類される。第１節温化寒痰薬1、半夏　はんげPinelliaRhizome【性味】辛、温、有毒。【帰経】脾、胃、肺。【効能】1.燥湿化痰。2.下気止咳。3.降逆止嘔。4.

2、消痞散結。5.消腫止痛（外用）。6.鎮静安神。7.抗癌。【応用】1.痰湿証：痰多、咳嗽、気逆、稀薄な痰液、風痰眩暈など。2.嘔吐：寒飲嘔吐、胃虚嘔吐、胃熱嘔吐、および消化不良、急・慢性胃炎、神経性嘔吐、妊娠嘔吐。3.結胸証：痰熱互結による胸脘痞悶、拒按、黄色で粘稠な痰、苔黄膩、脈滑数、および胃炎、気管支炎、冠性心疾患などでこれらの症状が見られる者。4.梅核気。5.癭瘤痰核、癰疽腫毒、および毒蛇咬傷（外用）。【用量】6～9g。外用には適量。【禁忌】烏頭に反する。生半夏は内服では使用しない。性が温燥であるため、陰虧燥咳・血証・熱痰などの証に対しては禁忌、あるいは慎重に使用する。【配伍】1

3、.天麻を加える：風痰による眩暈。2.橘皮を加える：湿痰による咳嗽、および悪心嘔吐。3.乾姜・細辛を加える：寒痰による咳嗽。4.生姜を加える：胃気上逆による嘔吐。5.黄連・瓜蔞を加える：胸脘痞満、咳、黄色で粘稠な痰、熱痰に属する者。6.人参を加える：胃虚による嘔吐。7.黄連・竹筎を加える：心煩や不眠で痰熱に属する者。8.蘇梗・砂仁を加える：妊娠嘔吐。9.厚朴・蘇葉を加える：慢性咽喉炎で痰気互結に属する者。10.貝母・昆布を加える：甲状腺腫。11.益母草を加える：子宮頚部癌。12.瓜蔞・薤白を加える：寒痰阻遏、胸陽不振による胸痹。13.秫米を加える：虚煩不眠、胃不和。14.山薬を加える：

4、重症の妊娠嘔吐。15.枇杷葉を加える：咳嗽が長期間治癒しない。16.天竺黄を加える：（半夏曲を使用する）小児の痰熱交熾、消化不良、風痰発作が起きそう。【処方】1.二陳湯。2.小半夏湯。3.橘皮竹筎湯。4.小陥胸湯。5.半夏厚朴湯。6.加味温胆湯。7.半夏白朮天麻湯。8.瓜蔞薤白半夏湯。9.大半夏湯。10.半夏瀉心湯。11.玉壷丸。12.乾姜人参半夏丸。【説明】半夏は性が燥であるため主に湿痰の証に使用されるが、配伍の違いによって各種の痰証に使用することができる。『本経逢原』には「半夏を蒼朮や茯苓と配伍すると湿痰を治療する。瓜蔞や黄芩と配伍すると熱痰を治療する。南星や前胡と配伍すると風痰

5、を治療する。芥子や姜汁と配伍すると寒痰を治療する。ただし燥痰には瓜蔞や貝母が適しており、半夏で治療することはできない」と記載されている。また本品は和胃降逆にも優れており、各種の胃病によく使用されるが、特に各種の原因によって引き起こされた嘔吐の治療に優れている。また胃失和降によって引き起こされた心煩や不眠に対する安神作用も持っている。現代研究によって、半夏が一定の抗癌作用を持つことが表明されており、子宮頚部癌や皮膚癌の治療に内服や外用で使用されている。背部に発症した癰疽や乳腺炎には、生半夏の粉末を卵白で調製して患部に貼るとよい。臨床で内服する場合には、炮製した半夏がよく使用されており、

6、方法の違いによって法半夏、清半夏、竹瀝半夏、半夏曲などに分類されている。半夏と生姜はどちらも和胃止嘔の良薬である。ただし半夏は燥湿化痰による降逆止嘔に偏しており、生姜は温胃醒脾による和胃止嘔に偏している。配伍して使用すると、寒湿傷胃によって引き起こされた嘔悪に対し、良好な協同作用を発揮する。また半夏と生姜は良好な化痰止嗽の作用も持っている。ただし半夏は燥湿化痰に、生姜は温肺化飲に偏している。配伍して使用すると、肺寒による清稀な痰が多い咳嗽に良好な効果がある。生姜を乾姜に変えれば、温肺散飲の作用がさらに強くなる。2、天南星てんなんしょうJackinthepulpitTuber【性味】苦

7、、辛、温、有毒。【帰経】肺、肝、脾。【効能】1.燥湿化痰。2.祛風止痙。3.消腫止痛（外用）。4.抗癌。5.鎮静。【応用】1.頑痰、湿痰、寒痰：咳嗽痰多、胸膈満悶。2.風痰による眩暈。3.中風病：手足の難治性麻痺、半身不随、口眼歪斜。4.癲癇、破傷風。5.癰疽腫痛、瘰癧痰核、打撲外傷、毒蛇咬傷（外用）。6.子宮頚部癌。7.リウマチ様関節炎の腫痛。【用量】製南星は5～9g、生南星を外用する場合には適量。【禁忌】妊婦は慎重に使用する。一般に生南星は内服しない。