収穫価を用いた サンマの成長乱獲解析

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1、収穫価を用いたサンマの成長乱獲解析松田裕之（東大海洋研）中山木綿（東大海洋研）三谷　勇（神奈川水試）00/4/31東正彦教授･安部琢哉教授のご冥福をお祈りします。00/4/32サンマ漁船の選別機（カタクチイワシ分離機）ローラに通し、小型魚を選別可能1997　選別した魚を持ち帰ること1999　ローラ幅を15mm以上とする→なお、20cm以下のサンマを選別できる→カタクチイワシは洋上投棄00/4/33二重の誤り小型魚を獲る（成長乱獲）捨てる（投棄魚問題）「小型魚を大量投棄したのが、サンマ不漁の原因か？」「不漁

2、が自然要因なら、捨ててもいいか？｣00/4/341980年以降、漁獲量は30万トン以下00/4/35小型魚を獲るか？00/4/36収穫価ある齢の魚を｢泳がせた｣ときに、将来成長して漁獲に貢献する期待漁獲量(Matsudaetal.1999Env.Econ.Pol.St.2:129-146)漁獲係数×生存率×魚価（体重）00/4/37繁殖価ある齢の魚を｢泳がせた｣ときに、将来成長して次世代に貢献する期待産卵量生存率×産卵数（体重）00/4/38LagrangeMultiplierMethodConstr

3、aint:SPR>SPRlimitMaximizeYPRLagrangianL=YPR+m(SPR-SPRlimit)m:impactcoefficient00/4/39Maximumofx+2yalongx2+y2=1Beginner:y=(1-x2),[x+2(1-x2)]’=1-2x/(1-x2)…Tutor:L=x+2y-l(x2+y2-1)L/x=1-2lx=0,L/y=2-2ly=0,L/l=x2+y2-1=0,x=1/2l,y=1/l,1/4l2+1/l2=1,...Ho

4、wtosolvex+2y+3zonx2+y2+z2=1?00/4/310IncrementofF(t)decreasesfuturesurvivalrateL(s),(s>t)00/4/31100/4/312OptimalSolution00/4/313OptimalSustainableFisheriesIfV(t)

5、shingBack-calculationfromtmaxtotr.Tunems.t.SPR=SPRlimit00/4/314成長式の仮定体長(cm)x:日齢BL(x)=0.3exp[4.7(1-e-0.0126*(x-5))],体重(g)W(x)=BL(x)3/1000,漁獲係数F=0.007/日(BL(x)>150mm)自然死亡係数M=0.005/日00/4/315想定したシナリオ20cm以下は漁獲しない20cm以下も獲るが、捨てない20cm以下は獲って捨てる00/4/31600/4/317推定漁獲量

6、の比（試算）この計算には次世代の産卵への寄与は考慮していない。20cm以下を獲らない/捨てない獲らない/捨てる捨てない/捨てるF=0.01/日1.3倍1.4倍1.1倍F=0.02/日1.5倍2.0倍1.3倍F=0.05/日2.2倍5.1倍2.3倍00/4/318サンマの秋、冬、春生まれ群漁期は９月～12月、成熟１歳？小型魚投棄は春群への打撃秋生まれ仔魚未成魚中大型、産卵「系群」漁期休漁期翌年漁期冬生まれ小中型、産卵産卵死亡？春生まれじゃみ、小型大半産卵大型、特大春の学会発表以降の補足00/4/319春・冬

7、生まれが主群選別機で大量に捨てられる恐れ00/4/320資源への影響は獲らない場合の８割増？00/4/321TAC(漁獲可能量)制度の問題点投棄魚を無視＝投棄しても、獲っても残す資源を失うことは同じ＝選別機の禁止を！小型魚を無視＝銘柄(体長)別の漁獲可能量を！カタクチイワシは捨てて良いか？00/4/322銘柄別ＴＡＣを！体重ではなく、繁殖価に応じて重みづけ（小型魚は体重の○倍）投棄魚もTACに含めよ（選別機登載船は見なしTAC）漁期直前の来遊量指数でTACを見直す00/4/323