2、んでは、開き過ぎたものは売り物にならないようだけれど、開き過ぎて雌蕊や雄蕊が飛び出したのも、時にはっとするぐらい美しい表情を見せてくれることがある花びらが一、二枚落ちてしまったのも、虫が食っているのも、( ② )と思う咲き終わって、花びらが茶色くなってしまったのも…それは決して死んだ花ではなく、一生懸命生きて、今、実を結び始めた最も素晴らしい時期を迎えているのだと思う 風で折れてぶら下がっているのもあれば、病気か何かで歪んで咲いているものある日向で勢い良く咲いているのもあるが、根元の方では、雨の日に土の跳ね返りを受けて、薄汚くなったのもあるそういうのを見ていると、人間の社会と同じだなあ
3、と思ったりするはしっこい人もいれば、のんきな人のいる美しい人も、そうでない人も、病気の人も、健康な人も…いろいろな人がいる しかし、私自身、「あいつは、ああいう奴なんだ」とほんのわずかしか知らないうちに決め付けてしまうことが、( ③ )花の色が一日にして変化するのだから、まして心を持っている人間を見るとき、自分のわずかなばかりで決めつけてしまうのなんて、全く間違っていると思う 【問1】①「花にそっぽを向かれてしまう」とはどういうことか 1.花の向きが描いている間に変わってしまう 2.その花の持つ本当の美しさが出せなくなってしまう 3.その花を描きたい気持ちが消え