介护予防及生活习惯病等予防推进

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1、第３章介護予防及び生活習慣病等の予防の推進１介護予防の推進［現況］○介護予防事業は、生活機能全体の維持・向上を通じて、自宅で生きがいのある生活や人生を送ることができるよう支援するものです。(*7)(*8)○本県は、特定高齢者の把握や生活機能評価の実施率が全国と比べ低い水準にあり、また、特定高齢者を対象とした介護予防事業への参加状況も低調となっています。○一般高齢者に対する介護予防事業は、地域支援事業の実施主体である市町村を中心に取り組まれていますが、その取組状況については差が見られます。○市町村が行う介護予防に関する事業の効果や達成状況について、専門

2、家で構成する介護予防市町村支援委員会において、その検証を通じ、事業評価を継続して行っていくことが必要です。［基本的方向］○宮崎県歯科医師会、宮崎県理学療法士会、宮崎県栄養士会との協働で開発した「いきいきはつらつ介護予防プログラム」を市町村と連携しながら全県下へ普及・定着させることで高齢者の自発的な取組みの促進と自立した生活を支援します。○地域包括支援センターを中心とした介護予防ケアマネジメントが適正に実施されるよう、地域包括支援センター職員や居宅介護支援事業所職員を対象とした研修等の充実を図ります。○介護予防教室への参加促進等を目指す市町村の取組みを

3、支援するため、介護予防市町村支援委員会等を通じて、介護予防に関する取組みの評価や関連情報の提供に努めます。＜特定高齢者の把握の状況＞・国の見込み…高齢者人口の５％程度・実績（平成19年11月末時点）全国平均約2.5％本県約1.9％*7特定高齢者：要介護状態等となるおそれの高い虚弱な状態にあると認められる65歳以上の者。*8生活機能評価：介護保険の第１号被保険者（要介護者等を除く）に対して、保険者である市町村が介護予防のために行うものであり、基本チェックリストにより心身の状態を確認し特定高齢者の候補者に該当するか否かを判定する。特定高齢者候補者と判定さ

4、れた者については、各種検査等を実施した上で特定高齢者の決定を行う。-76-＜「いきいきはつらつ介護予防プログラム」の３つの柱＞口腔機能の向上口腔機能が低下すると、食事がうまくとれず低栄養状態になったり、口の中の細菌による誤嚥性肺炎を引き起こしたりします。このため、口の周りの筋肉を動かすことで、噛む機能や飲み込む機能が向上するほか、発音などの機能の衰えを防ぎ、脳を適度に刺激することで表情も豊かになります。運動器の機能向上運動機能が低下すると筋肉や骨が衰え、転倒・骨折しやすくなり、寝たきりの原因にもつながります。このため、腕や脚、腹部の筋肉を動かすことで

5、、体力（筋力・持久力）が維持向上し、転倒や失禁を予防することができます。栄養改善低栄養状態になると体が衰弱し、寝たきりになったり、病気にかかりやすくなります。このため、老化防止のための食事に切り替え、日々の食事から十分な栄養をバランスよくとることで、いきいきはつらつとした生活を送ることができます。-77-２生活習慣病等の予防の推進［現況］○生活習慣病等の予防対策については、従来は老人保健事業を中心とした取組みを行ってきました。65歳以上の方については、平成18年４月から、一部事業を除き、市町村が行う介護保険事業に基づく地域支援事業等を実施しています。

6、○老人保健法の改正により、従来の老人保健事業は、高齢者の医療の確保に関する法律に基づき市町村国民健康保険など医療保険者が実施する特定健康診査と健康増進法に基づき市町村が実施する健康教育・健康相談等により総合的な生活習慣病等の予防事業が行われています。生活習慣病等の予防対策は、介護予防の観点からも重要であることから、これらの事業と介護保険事業との連携を図っていく必要があります。［基本的方向］○高齢期における疾病を予防するためには、壮年期からの一次予防対策として市町村による健康教育や健康相談等の充実による生活習慣改善の取組みを支援するほか、個人の生活環境

7、やそれぞれのライフステージに応じた健康づくりが重要で(*9)あるため、県民参加のもと「健康みやざき行動計画21」に基づいた取組みを推進します。(1)健康教育［現況］○健康教育は、40歳から64歳までを対象に、生活習慣病の予防や介護を要する状態とならないための、正しい知識の普及を図るとともに、「自分の健康は自分でつくる」という認識を高め、壮年期からの健康増進に役立てることを目的として市町村が実施しています。○医療機関、健診機関、医療保険者、ＮＰＯ及び関係機関等の協力のもとに、住民にとって利用しやすい健康教育の実施体制を構築する必要があります。［基本的方

8、向］○利用者のライフステージ及びライフスタイルに合わせて健康教育の内容や手法を適切に実施することにより、対象