北九州市指定管理者制度推进会议

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1、北九州市指定管理者制度推進会議第二次報告平成１９年１０月北九州市指定管理者制度推進会議目次１．はじめに･･････････････････････････････････････････････１２．指定管理者の評価制度の見直し結果･･････････････････････１３．評価以外の指定管理者制度の見直しに関する提言･･････････２（１）公の施設の管理のあり方（２）指定期間（３）公募期間（４）指定管理者の選定基準・選定方法（５）指定管理者に対するインセンティブ４．今後検討すべき問題・課題に関する整理･･････････････････５（１）評価に関する問題・課題（２）選定

2、に関する問題・課題（３）仕様書、協定書の適正化（４）民間のノウハウの活用平成１９年度指定管理者の評価結果･･････････････････････････７【参考】指定管理者制度に関するアンケート結果･･････････････････１９１．はじめに市民の生活レベルはかつてに比べ著しく向上し、文化・スポーツ、観光、福祉・医療、教育などの各分野でそれに見合った行政サービスを提供するためには、行政の力だけでは難しくなっており、民間の行政経営への参画が不可欠である。その一環として、公の施設の管理運営において、「指定管理者制度」により民間のノウハウを活用することで、サービスの質的な向上と併せ

3、て「経費の低減」効果が期待できる。そして、これらを十分に機能させるためには、民間のノウハウや能力が如何なく発揮できる環境を整えることが必要不可欠である。そのため、制度運用にあたっては、指定管理者によるマネジメントが、施設の設置目的を達成しつつ、経費の低減が図られるようバランスよく両立させているかどうかが確認されなければならない。また、公的施設であるからには、指定管理者に対し適宜、行政目的の理解等に関する助言を行うことが必要であり、問題があれば適切に改善する、いわゆる「ＰＤＣＡ（選定・管理運営・評価・見直し（改善））」のマネジメントサイクルを確立し、その徹底を図ることも必要である。このよう

4、な観点から、本報告は平成１８年度の指定管理者の評価結果等を踏まえ、平成１９年度において評価制度を見直した結果をまとめるとともに、評価制度以外の見直しについて提言するものである。また、併せて、今後検討すべき問題・課題についても整理を行っている。２．指定管理者の評価制度の見直し結果指定管理者の評価においては、単なるコスト削減だけではなく、サービスの質的向上を中心に様々な視点から多角的に評価を行い、「施設の管理運営の水準」を向上させることが重要である。すなわち、指定管理者の業務実績や提案、改善を的確に評価することにより、指定管理者が取組み意欲を高め、自主性や創造性を十分に発揮できるなど、指定管

5、理者の管理運営能力のレベルアップを図っていく必要がある。北九州市では、平成１８年度に指定管理者評価制度を導入し、公募時の提案内容のとおりサービスの向上につながっているか、施設の設置目的の観点ならびに管理状況、利用者の視点など多角的な評価を実施した。この評価は、標準的な評価基準を設定するとともに、各所管局において選定基準及び事業計画書などをもとに必要な修正を行った上で評価基準を策定し、各所管局が評価基準に沿って当該施設の指定管理者に対する評価を行なったうえ、本会議が報告を受けたものである。この評価を通じ、○施設の設置目的や機能、事業採算性や収益性、指定管理者に対して求められる役割等を踏まえ

6、た施設の類型化○市全体の統一基準のもと、施設類型に応じたきめ細かな評価基準の設定及び評価体制の構築1○できる限り数値化した客観的な数値目標の設定○精度（調査方法、質問項目の設定など）の高いアンケートの実施等の様々な問題、課題が明らかになった。そのため、本会議において、その解決に向けて検討を行い、○指定管理者に求められる役割や施設の特性を踏まえた施設の類型化○施設や指定管理者の特性に応じた評価項目、評点配分（ウエイト）及び採点など新評価基準の設定○目標管理手法の活用による数値目標の設定○施設分類に対応した評価部会の設置による所管局評価の検証○利用者アンケート実施要領の作成など、新しい評価制

7、度を構築したところである。なお、この新しい評価制度の詳細及び平成１９年度の指定管理者の評価結果は、本報告書のＰ．７以下に記載する。３．評価以外の指定管理者制度の見直しに関する提言（１）公の施設の管理のあり方公の施設の管理については、管理権限を留保する必要性の高い施設や指定管理者制度を導入する必然性のない施設などに限り、直営（業務委託）で実施し、それ以外は指定管理者制度の早期導入を進めるべきである。［管理権限を留保する必要性の高い施設